1  |  2 

バルトーク《かかし王子》組曲フルスコア新版

woodenprincesuite.jpg

 バルトークの《かかし王子》には舞台上演用全曲版と 2 つの組曲版 (大組曲、小組曲)の 3 種類がいままでありましたが、組曲版のスコアは現在まで未出版でした。それがようやくバルトーク・レコードより出版されました。

 コンピュータ・タイプセッティングは恐らく《中国の不思議な役人》新版を作った人達の手によるものと思われ、とても綺麗で見やすくなっています。ユニバーサルから出さないのが不思議なくらい(ボイコットされていると言っていた)。A4版ハードカヴァーなので、フィルハーモニア版で出るよりも見やすいことは確かですが、一般的な流通経路に乗らないのがとても残念。Bartók Records より直接買ってあげて下さい。

では「序文」の翻訳をお送りします。

全文... >>

2009年12月24日 : 23:16 | コメント (0) | トラックバック

 

ペーテル・バルトーク『My Father』(書籍)

my_father.jpg

Peter Bartók
My Father

published by Bartók Records
ISBN: 09641961-2-3

 楽譜ではなく書籍 (洋書) ですが、今回はベーラ・バルトークの次男、ペーテル・バルトーク氏が書いた伝記『My Father』を紹介します。 全文... >>

2008年3月 6日 : 12:04 | コメント (1) | トラックバック

 

バルトーク《青ひげ公の城》フルスコア新版

bluebeards-score.jpg

 バルトーク唯一の歌劇《青ひげ公の城》のスコアの新版が出ました。改訂箇所は約 270 箇所にものぼり、ハンガリー語の歌詞も収録されました (但しドイツ語は削除された)。今までのスコアにあったドイツ語と英語版は、ハンガリー語と音価や音高の点で違う部分があったので、ようやくストレス無くスコアを追えるようになりました。

 改訂箇所は、《中国の不思議な役人》のように失われていた小節が復活!なんてことはありませんが、単純な印刷ミスやダイナミクスの抜けを補っただけのいわゆる "改訂版" とは違い、いままでおざなりにされていた部分を明確にし、バルトークの意図がこれまで以上にこだわりのあるものだったということが判るようになっています。

 スコアは A4 版サイズのハードカヴァー。Bartók Records 社謹製ですが、Universal Edition (Schott) 経由でも買えるようになるようです。

 この度、ペーテル・バルトーク氏より、このスコアの序文の翻訳および掲載を快諾していただきましたので、こちらに掲載致します。Notes (校訂報告) も順次訳す予定ですが、数が多いので、目立った部分のみになります。

全文... >>

2008年2月21日 : 18:58 | コメント (0) | トラックバック

 

《中国の不思議な役人》旧版スコアのさらなる問題点

 最近、《中国の不思議な役人》の手稿譜(新版の主たる資料となった 49FSFC1 と呼ばれるもの) を研究する機会に恵まれたので、新版で削除された音符に関する問題点を調べてみました。すると驚く事実が判明しました。 全文... >>

2007年2月19日 : 17:11 | コメント (0) | トラックバック

 

モーツァルトの全作品の楽譜を合法ダウンロード

国際モーツァルテウム財団 Internationale Stiftung Mozarteum Salzburg というところが、ベーレンライター版新モーツァルト全集 NEUE MOZART-AUSGABE のスキャン画像を、ネット上で公開しております。しかも完全無料、登録すらいりません。旧版らしいのですが、全作品全ページです。全交響曲から、歌劇ももちろん含まれます。ベーレンライターとの権利関係もクリアされているようで、出版社は渋々ながらも認めているようです。 全文... >>

2007年2月 4日 : 22:24 | コメント (0) | トラックバック

 

バルトーク:《中国の不思議な役人》 新版と旧版の比較

bartok_mandarin.jpg

 2000 年にユニバーサル・エディションより刊行されたバルトーク《中国の不思議な役人》の新版の情報です。従来の 1955 年刊行のスコア (旧版) は数多くの間違いがあり、またバルトークが本来意図していたものより約 30 小節のカットがされているものでした。

 《役人》研究の盟友である The Music-makers' Paradise サイトの管理人・村上氏が、フロリダのペーテル・バルトーク氏宅(資料館)へこの 9 月に訪問されました。私は新版の問題点を村上氏に託し、氏はペーテル・バルトーク氏と研究員らとともに 6 時間も新版を検討したそうです(!!)。その時に確認出来た成果も正誤表に盛り込みました。

「旧版スコアのさらなる問題点」を追加

全文... >>

2006年8月24日 : 16:14 | コメント (0) | トラックバック

 

バルシャイ版マーラー交響曲第 10 番全曲 (2001) スコア

Mahler10-barshai.jpg  未完のマーラー交響曲第 10 番の全 5 楽章補筆完成版は幾つかありますが、そのなかで最も新しいものがこのバルシャイ版です。今までマーラーの 10 番全曲のスコアで入手可能だったのはクック版のみでしたが、今年 2006 年にこのバルシャイ版が Universal Edition より刊行されました。 全文... >>

2006年8月24日 : 11:05 | コメント (0) | トラックバック

 

著作権と戦時加算のこと、バルトークの作品の場合

 作品の著作権の問題は難しいです。特に戦時加算というものの存在が、複雑にさせています。

 バルトークの作品の著作権を調べていたのですが、ほとんどのものが著作権消滅 (PD:Public domain) になっているものの、一部作品がまだ権利が残っていたりしています。これは戦時加算によるものなのですが、どうしてこういう事態になっているのか、調べでみました。 全文... >>

2005年11月 1日 : 12:55 | コメント (4) | トラックバック

 

マーラー交響曲第 6 番の楽章順の問題

 2003 年 10 月に国際グスタフ・マーラー協会 (IGMG) の発表により、マーラーの交響曲第 6 番の楽章順が、今まで一般的だった Scherzo-Andante とは逆の Andante-Scherzo の順になったことは、わざわざこんなサイトまで足を運んで下さる物好きな (失礼!) 皆様ならご存じの事でしょう。しかし、この発表はいわば「宣言」だけで、なぜそのような結論に至ったかという説明がありません。そこで決定的といえるドキュメントに到達しました。 全文... >>

2005年5月14日 : 13:02 | コメント (2) | トラックバック

 

マーラー交響曲第 5 番 2002 年新校訂版についての覚え書

mahler5_kritische.jpg  2002 年、C. F. PETERS よりマーラーの交響曲第 5 番のクリティカル・エディションが出ました。国際グスタフ・マーラー協会副会長であるラインホルド・クビーク教授校訂によるこの新版は、それまで普及していたラッツ版と比較しても約 400 箇所の誤りを訂正しました。スコアの巻末には校訂報告があり、各版で何処がどう違うのか詳細な報告がされており、私はラッツ版からクビーク版にいたる修正個所リストを訳出してみましたが、リスナーの立場ではあまり興味を引かない内容に思えましたので、公開はしないつもりです。しかし「この版と実際の演奏のために」と題された部分は、ある程度スコアを読める人には面白い内容かも知れないと思えたので、その部分からトピックを取り上げてみました。 全文... >>

2004年9月27日 : 09:32 | コメント (1) | トラックバック

 1  |  2