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ペーテル・バルトーク氏のエングレーバーになる 2: 海外からの送金

《青ひげ公の城》のパート譜も弦楽器が完成し、時間が出来ましたので、海外からの送金顛末をまとめて記録しておきたいと思います。海外から送金してもらうにはどうすればいいか、ネットで調べてもなかなか判らなかったので、参考にしたい方は参考にして下さい。

 海外からの小額の送金ならば、郵便為替、あるいは Paypal のアカウントを作ってそこに入金してもらうというのが、簡単で手数料も安いようで、そういう事例ならネット上にもいろいろ報告されておりました。しかし今回は先方から "money order (為替)" か "bank draft (小切手)" などと言われていました。そこで 1 回目は、手軽だと聞いた money order にしてもらいました。

 為替を辞書で調べると、郵便為替のことを米で money order、英で postal order と言うとあったので、郵便為替が送られてくるものと期待しておりました。money order で円建てでお願いしますと言って約一週間後、EMS で封筒が届き、そこにはスイスの著名な銀行が発行したいわゆる小切手が一通。つまり銀行為替で届きました。

 ともかくその小切手を持って、私の取引銀行へ。仕事の関係で、週一回しか銀行へは行けません。しばらく待たされてハイっとお金が出てくれば良いなと思っていましたが、そんなに甘くはなく、まずこの銀行で扱える小切手かどうか調べなくてはならないとの事。一応都市銀行なんですが、そんなものなんでしょうか...。代理の者 (妻) じゃ手続きは出来ないとの事で「私が次にこれるのは一週間後です」「ではそれまでに調べておきます」ということになり、その日はそれで退散。次回は通帳と印鑑を持って来てくれと言われました。もうこの時点で、この方法は失敗だったと思いました。

 次週、銀行へ行くと取引可能との事。早速手続きしてもらいましたが、本人確認や何で得た資金なのか細かく確認され、書類にも記載しました。アルカイダや北朝鮮などのマネー・ロンダリングなんかの関係で、確認が厳密化されたのだとか。別に痛い腹を探られる訳ではないのでなんて事はないのですが、いちいち「海外の作曲者がいて、そのご子息から楽譜制作を依頼され...」と一言で説明出来ないところがもどかしい。あと資金が入って来たら自分の口座へ振り込んでもらうための手続きをし、それも今後こういうことが度々あるのなら、いちいち手続きしなくてもいいように依頼書を作った方が良いということで、その書面も作成しました。あとは肝心の手数料と実際に振り込まれるまでの日数ですが、アメリカからでも 1 ヶ月ほどかかり、当行の手数料は 2,500 円だが、相手先銀行での手数料もかかってくる。さらに相手先の銀行がもしローカルな銀行だったら、何行か経由してくることになるから、その度に時間と手数料がかかると言われました。

 実際には、手続きした翌日に資金は振り込まれていました。ペーテルさんの取引銀行は東京にも支店を持っており、小切手の payable が東京支店になっていたこともあり、それで早かったんだと思います。さすが「スイス銀行」。手数料は総額で 5,000 円ほど。小額の取引には向いていませんね。

 銀行へ行ったとき、先方から直接口座へ振り込んでもらうにはどうすれば良いのかも聞いて来ました。海外向けの正式な口座名 ○○○○ bank, LTD. ××× branch などを教えてもらい、それを先方に伝えれば良いとの事。特別な手続きとか必要なし。但し振込前に確認の電話が来るとの事。なあんだ簡単。

 次回振込時に先方へこの口座を伝えて、今度からこちらへ振り込んでくれとお願いしました。それから約一週間後に銀行の外国事務センターより電話が入りました。自宅にかかってきたので、カミさんが出て、どういった用件なのか相手に尋ねたようなのですが、本人でないと話せないと言われたらしい (^^;。私がかけ直し、本人確認をいろいろされ、さらにどういった経緯で得た資金なのかも聞かれたのは、銀行の窓口と一緒です。この確認は、送金があるたび毎回行われるとのこと。面倒ですが、わざわざ窓口に行くのよりは楽です。いつ入金されるのか聞いてみると「30分位待ってくれ」とのこと。拍子抜けです。数日後、明細書が銀行より送られて来て、そこには手数料が 1,500 円(先方持ち) とありました。半ばボランティアのつもりが、まったく立場が逆転してしまっているようで、いったいどれだけ誠実な人なんだろうと、感謝の念に堪えません。

 以上が、送金にまつわる顛末です。銀行を利用するのなら、口座へ直接送金してもらった方が圧倒的に便利です。但し、口座番号を知らせるというリスクも生じるので、その辺は慎重に見極めねばならないかもしれません。

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2009年6月 1日 12:45

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